借金が支払えない状況を出来るだけ早く解消してしまうための方法とは
借りたお金を返さなければ問題は大きくなる
世の中の景気が悪いと言われている状況に限らず、たとえ世間の景気がよかったとしても借金が払えないという窮地に陥ることは少なからず発生します。支払いが滞れば催促の電話に悩まされ、借り入れている企業の方針によっては自宅への取立て、電話でも連絡が取れず自宅でも会うことができないような状況が続けば「止むを得ない状況」となり職場への取り立ても行われるかもしれません。
このような状況になってしまえば精神的な負担は計り知れないものがあります。それでも支払いが出来ないような状況が続けば訴訟を起こされ自宅のものを差し押さえられるようなことにもならないとは言い切れません。ここまで来ると負担は精神的なものだけではなく家族などあらゆる方面に影響が及ぶことになるでしょう。
対応を行えば取立ては行われない
このような状況になることを防ぐには支払えなくなっている状況に合わせて対応をしていく必要があります。たとえ支払いが滞っていたとしてもしっかりと対応が出来ていれば大きな問題に発展することを最小限に抑えることが可能です。では具体的にどのようなタイミングでどのような対応を行っていけば大きな問題になることなく状況を改善することができるのでしょう。
まず、最初は借り入れの段階から過剰な取立てを行わない安心できる企業から借り入れる必要があります。よほどの好条件であったとしても聞いたことが無いような貸金業者からの借り入れはお勧めできません。できるだけ大手で名前を聞いたことがあるような企業から借り入れればその後の取立てにおいて過剰な取立てを行われるような状況は回避できます。
次に月々の支払いが遅れたり支払えなかったりする状況になったときには真っ先にそのことを借入先に連絡します。このときに大切なのは「遅れる」ということを伝えるだけではないということです。必要なのは「いつまで遅れるのか」や「いつなら支払うことができるのか」といった内容を必ず伝えることです。
ただ単純に「遅れる」と言われても「次の支払いがいつになるのか」や「どのぐらいなら支払えるのか」といった内容が無ければ連絡を受けた担当者も困惑してしまいます。たとえ目処が立っていないとしても「このくらいなら」という予定を提示することでよりスムーズに話をすることができます。
状況によっては法的手続きも考える
もしもこの時点で次の支払いの予定が全く立たないほど困窮しているのであれば法的手続きも考えましょう。任意整理から破産までいくつかの方法はありますが、法的手続きを行えば利息の加算も月々の支払いも一旦停止します。たとえば職を失った場合や生活の環境が大きく変わったような場合には法的手続きも含めて検討することが無難でしょう。
どのような状況であったとしても先を見越して先手先手に対応を行っていれば精神的な負担を感じるような状況にはなりません。支払えないことは確かに良いことではありませんが、状況によって止むを得ないこともあるでしょう。大切なのはそこから逃げると言うことではなく、しっかりと説明を行い精神的な負担を感じるような状況を作らないようにすることなのです。