借金がある状態で転職したときの手続き方法と手続き時の注意点とは?
転職に注意!
人生において転機は常に訪れる可能性を抱えています。その転機の一つとして「転職」というものも含まれるでしょう。資金の借り入れがある状態で転職をするとこの情報を修正する必要が出てきます。借金がある状態で転職するときにはどのような手続きを行い、どのような点に注意しなければならないのでしょうか。
まず、転職をしたときにはそのことを各資金の借入先に速やかに伝える必要があります。このことは規約などにも明示されており、届出を怠れば借りているほうには不利な状態が継続すると言うことになります。最悪の場合には貸付金を一括で返済しなければならないような状況になってしまうこともあるかもしれません。
職場が変わるとどうなるか
しかしこのように勤務先が変わったことを届け出なかったことにより一括返済に直結することは稀です。返済が遅れたり滞ったりした状態で本人と連絡が取れず、やむを得ず会社に連絡してみたところ退職済みであった、というような状況が重なれば先程のように一括返済に繋がることもあるでしょう。返済を確実に行っていれば一括返済を求められる例は多くはなく、そもそも転職したこと自体知られることはありません。
収入にも関係が…
仮に転職で給料が大幅に上がり、増額を希望するのであれば勤務先の変更を申し出ても良いかもしれません。しかし転職によって給料が下がるような状況であればできるだけ勤務先の変更の申し出は忘れてしまっておいたほうが良いでしょう。特に現在の借り入れ金額が貸金業法で定められている「年収の総額の三分の一」に近いような状況であれば申し出ることで限度額が小さくなったりカードが使えなくなったりすることも考えられます。
この理由は勤務先や年収に変更があった場合には再審査されるということからです。他にも増額が申請された場合などは確認できる情報から再審査を行います。再審査の過程ではその人の情報を信用情報機関に確認することになります。もし仮に新たな借り入れの申し込みなどを行っていればそこから情報の違いが確認されてしまうことになるでしょう。
カードが使えなくなることもある
最悪の場合にはカードの融資枠が小さくなったり、最悪の場合にはカード自体が利用停止になることもあります。このような「最悪の事態」になってしまわないようにするためには仮に勤務先が変更になり条件が悪くなったときには何も考えずにそっとしておくことが重要です。
この期間には追加の借り入れも考えないほうが無難です。もちろん増額も申請しないほうが良いでしょう。できることならば何もアクションを起こさずおとなしく過ごしていくことが状況を悪くしないための一番望ましい方法と言うことも言えるかもしれません。
届出は必ず行う必要がある
ただし、本来であれば勤務先が変わった場合には届出なければいけないという取り決めがあります。今回ご紹介した方法はあくまでも「こんな方法もある」という一例です。届出の義務を怠ればそのことを理由にお金を借りているあなたに不利な状況を生むと言うことは忘れずに自己責任でしっかりと勤務先は届け出ることが望ましいのです。