借金の過払金の請求を弁護士に頼まず簡単に行うその手続き方法とは?
過払い金の請求は誰でも行える
借金の支払いが追いつかなくなったときには最終的に法的手続きを行うことが通常とされています。この法的手続きには任意整理や破産などの手続きも含まれており、現在の借金を清算する一つの方法であるとも考えることが出来ることは間違いありません。ししかしこのような任意整理や破産などの手続きを行わなくても借金を清算する方法は存在し、その手続きは自分で行う事も可能です。
その手続きは「過払い金の回収」です。この言葉を聞くと多くの人は法的手続きとして弁護士や行政書士が行う手続きと勘違いしていることもあるようです。しかし任意整理などではなく過払い金の回収のみであればその手続きはさほど難しいものではなく、弁護士費用をかけることなく自分で手続きを行うことが可能なのです。
まずは取引の状況を確認できる資料を用意する
早速その手続きを行う準備を始めましょう。まずは契約書やATMの取引記録など必要なものを集めます。もちろん全ての情報を集めることは困難でしょう。それでも臆することはありません。次に必要なのはお金を貸している業者に取引経過の開示を請求します。取引経過の開示は必ず行わなくてはならないものでありますが何度請求しても開示されないようなときにはこちらに都合の良い計算を行なってよいと考えて次の再計算を行います。
超過している利息分の支払いを計算しよう
取引経過が手元に来れば次は再計算を行います。このときに既に年利20%を切るような金額で借り入れているのであれば過払い金の回収は望めません。仮に過払い金が発生したとしてもその金額は決して大きくなるものではないでしょう。この年利20%を超える金額で借り入れている場合にはその差を再度計算する必要があります。
この出てきた差額が請求できる金額であり、長期に渡るものであればその差額に年利5%を乗じた利息を加算した金額が請求できる金額となります。過払い金などはそんなにないと思っていてもこの利息を加算することである一定の金額を請求することが可能になります。
金額さえ出れば後は難しくはない
請求金額が決まればあとは正式な書類を作成しその金額を請求するだけです。まずは書面にて過払い金とそれに対する利息を計算して消費者金融業者に請求します。もちろん記録の残る郵便で送付し、まずはこれで一段落と言うことになるでしょう。しかしこの書面を送っただけで過払い金が返還されると言うことは無いと思っていいでしょう。
請求のみで返還されることは無いと考えよう
ここまで進めば次は電話などで返還の交渉を行うことになります。直接電話で連絡をして返還がいつになるかを確認します。もちろんこれでも返還されないような状況であれば最終的に訴訟に至るケースも有ります。それでも過払い金の請求に関する訴訟はそれほど難しいものではありません。経験として一度訴訟を経験しておくのもその後のためには望ましいことかもしれません。
最終的には専門家に頼るほうが得策!
このように思っているよりも簡単に行えるのが過払い金の請求です。請求までであれば自分で行うことが可能であるだけではなく、訴訟までもが自分自身で行える手続きであると言えるでしょう。もちろん訴訟しても相手側が抗う姿勢が顕著であれば専門家である弁護士などに相談するようにすることが最善と言えるでしょう。